発達障害ってどういう意味?

自閉症、アスペルガー症候群、高機能自閉症、LD(Learning Disabilities=学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、ADD(注意欠陥障害)などの総称で、いずれも脳機能の障害と考えられています。
ただ、自閉症がスペクトラム(連続体)といわれるように、発達障害の特徴や困り感は診断名で厳密に切り分けることはできません。ひとことで言うなら、「一人ひとりがそれぞれに異なる」ことが発達障害の特徴と言えるでしょう。また、「得意と不得意の差が大きい」ことも多く、得意分野にはきわめて高い能力を有する人もいます。
適切な環境と支援によって、得意を活かし、不得意を支えることで、発達障害のマイナス面を減らしていくことは可能です。そのためには、社会全体が発達障害への知識と理解を深め、個々のニーズに応じた支援を実現していくことがとても大切です。

発達障害者支援法による定義
自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能の障害であって、その症状が通常低年齢において発現し、かつ、発現後できるだけ早期に心理機能の適正な発達および円滑な社会生活の促進のための支援を行うことが特に重要であるものとして政令で定めるものをいう。
LDってどういう意味?
LD(=Learning Disabilities=学習障害)の子は、基本的には全般的な知的発達に遅れはないのですが、聞く、話す、読む、書く、計算する、または推論する能力のうち、特定のものの習得と使用に著しい困難を示します。もし、知的に遅れがあっても軽く、遅れている部分とそうでない部分があって、発達にでこぼこがあるのです。
ADHDってどういう意味?
ADHD(=Attention-Deficit-Hyperactivity Disorders=注意欠陥多動性障害)は年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、および、または衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や、学業の機能に支障をきたすものです。7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定されます。
高機能自閉症ってどういう意味?
高機能自閉症(=HFA =High-Functioning Autism)高機能自閉症は3歳位までに現れ、(1)他人との社会的関係の形成の困難さ、(2)言語の発達の遅れ、(3)興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害である自閉症のうち、知的機能の発達の遅れを伴わないものをいいます。また、自閉症は中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定されます。
アスペルガー症候群ってどういう意味?
アスペルガー症候群(=Asperger Syndrome)は、自閉症の特徴のうち言葉の発達の遅れを伴わず、かつ知的発達の遅れを伴わないものをいいます。
『障害を知る本(8) LD(学習障害)の子どもたち 上野一彦編』より抜粋
「LD」とは、英語のLearning Disabilities (ラーニング・ディスアビリティ)の頭文字(LとD)をとったことばです。
ラーニングとは「学習」という意味です。学習とは学科の勉強ということだけでなく、「人間が生きていくために必要なことがらや方法を学ぶ」という広い意味を持っています。
ディスアビリティとは「その力が出しきれない」という意味で、そのまま訳すと「学習障害」となります。
けれども、そのまま日本語におきかえると、もとの意味より重い障害に感じられてしまいます。内容にふさわしい日本語が生まれるまで、LDということばを使ったほうがいいようです。
LDの子は、知的な発達の面では、あまりおくれていないのがふつうです。おくれがあっても軽く、おくれている部分とそうでない部分があって、発達にでこぼこがあるのです。
だれにでも、とくいなことと、にがてなことがあります。それはあたりまえなのですが、LDといわれる子には、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」といった、学習に必要な基礎的なところでのつまずきがあるのです。